CREATORS' INTERVIEWクリエイターズインタビュー

第1回

プロデューサーが語る
「個性豊かな実力派。本気のキャスト陣をご紹介します!」

今回から始まる特別企画「クリエイターズ・インタビュー」。
演劇ライター 三浦真紀さんが、コンサート関係者にインタビューした様子をお伝えします。
まずは東急シアターオーブのコンサートシリーズを第1回から手がけている担当プロデューサーが『ニューイヤー・ミュージカル・コンサート 2019』への意気込みを語ります。
初回は、誰もが気になるキャストについてお話しします!

――今回は、早々に5人のキャストが発表になりましたね。

ありがたいことに、今年も世界トップクラスの実力派が揃いました。実力派ってどのくらい?という方に、いかに素晴らしいキャスト陣かをご紹介しましょう。

――よろしくお願いします。まず、女性2人は嬉しい初来日!アリス・リプリーからお願いします。

はい。アリスはブロードウェイを代表するベテラン女優。ミュージカル『トミー』でブロードウェイデビューし、オリジナルキャストとして、『サンセット大通り』ベティ役や『サイド・ショウ』ヴァイオレット役など大役を務めてきました。日本でもファンが多い『レ・ミゼラブル』にもファンテーヌ役として出演していました。またピューリッツァー賞を受賞したミュージカル『ネクスト・トゥ・ノーマル』では主人公ダイアナ役として難しい役どころを見事に演じ、トニー賞最優秀主演女優賞を受賞。役によって変わるカメレオンのような歌声と演技力で、クラシックからロックまで自在に歌いこなす実力者です。以前から、ぜひ彼女を日本に紹介したいと温めてきました。

――念願の初来日というわけですね。名実ともにブロードウェイ・スターの彼女を日本で観られるなんて、実に楽しみです。一方、ダニエル・ウィリアムソンはまだ若手ですね。

ダニエルは若手の中の注目株です。ホイットニー・ヒューストンに憧れて育った彼女はゴスペルの合唱団で頭角を現し、ミュージカルの道へ。ブロードウェイで『メンフィス』のヒロインであるフェリシア役を演じたほか、『天使にラブ・ソングを…(シスター・アクト)』主人公のデロリス役、『ウィキッド』エルファバ役、『ノートルダムの鐘』エスメラルダ役など、パワーのある歌い手でなければできない役を次々と演じてきました。みずみずしくパンチのある歌声で私たちを魅了してくれるに違いありません。

――なるほど!これからのスターというわけですか。男性キャスト3人は、それぞれ来日経験がありますね。まずはアダム・カプラン。

アダムは2016年『キンキーブーツ』来日公演で主人公の1人であるチャーリー・プライスを演じ、その素朴な少年性で観客のハートをがっちり掴みました。伸び盛りのアダムは、帰国後にロバート・デ・ニーロとジェリー・ザックスが演出を務めたブロードウェイの『ブロンクス物語』の主人公カロジェロ役に抜擢され、注目を浴びました。今回、ひと回りスケールアップしたアダムを楽しめることでしょう。ちなみに…コンサート関係者の間で彼は“ラーメン・プリンス”と呼ばれています。日本スタッフに渋谷のおすすめ店を教えてくれるほどのラ―メン通で、今回も楽しみにしているようです。

――ラーメンに詳しい方は、アダムに名店を教えてあげるといいですね(笑)。ロベール・マリアンはこのコンサートシリーズの常連で、日本にファンが大勢います。

ロベールはレ・ミゼラブルの主役バルジャン役を英語とフランス語の両方を使い分け、ブロードウェイ、ロンドン、パリ、モントリオールで演じてきました。プロデューサーであるキャメロン・マッキントッシュからの信頼も厚く、『レ・ミゼラブル』の壮大な周年行事にも出演。2016年にニューヨークのカーネギーホールで開催された作曲家アラン・ブーブリル&クロード・ミシェル・シェーンブルクを祝うコンサートでは、ジョン・オーウェン・ジョーンズをはじめとするバルジャン役者とともに「Bring Him Home」を歌唱して大歓声を浴びていました。圧倒的で豊かな歌声は迫力たっぷりで、一度聴いたら忘れられない体験となるはず。2013年、『ノートルダム・ド・パリ』フロロ役で初来日後、このコンサートシリーズを支えてくれています。

――ロベールの熱唱は魂の叫びそのものですから、すごいものを目撃した感がたまらないです。最後に、トニー・ヤズベック!彼もブロードウェイの顔とも言えるスターですね。

トニーは、まさに主役級俳優。歌、踊り、演技と三拍子揃う実力派で、タップの名手としても知られています。ブロードウェイの『シカゴ』ビリー・フリン役、リバイバル版のオリジナルキャストとして出演した『オン・ザ・タウン』のゲイビー役、『ファインディング・ネバーランド』バリ役などを演じ、現在もブロードウェイで引っ張りだこ。実はこのコンサートシリーズの過去の出演者から、「このコンサートにはトニーがぴったり!ぜひ連絡を取ってみて」と勧められて、数年前にニューヨークで会ったんです。と言っても、トニーは売れっ子なので、肝心のスケジュールがなかなか合わず…3年越しのオファーが今回やっと実現しました。2015年「プリンス・オブ・ブロードウェイ」以来、3回目の来日で、待ち望んでいたファンも多いのでは?トニーといえば踊りの印象が強いかもしれませんが、歌の上手さにも超一流!大注目です。もちろん、彼らしいパフォーマンスもオファー中なので楽しみにしていてください。

――よく集まりましたね!と言える、第一線のキャスト陣。作り手の本気度が伝わってきます。

こんなに素晴らしいキャスト陣が、わざわざホリデイシーズンに、このコンサートのためだけに来日してくれます。東京・渋谷で世界中、ここでしか実現しない一期一会のコンサートに参加してくれるのです。こんな贅沢なひと時、見逃さないでほしいです!! 年始ということで、お年玉企画として、来場者には抽選でプレゼントもご用意しています。特に今回は過去最大の豪華な品々をご用意できそうなので、乞うご期待! ぜひ親しい人たちとお誘い合わせの上、足をお運び下さい。

聞き手:演劇ライター 三浦真紀

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