イントロダクションINTRODUCTION
ブロードウェイ・ミュージカル『ヘアスプレー』でも成功を収めたジェリー・ミッチェル(演出・振付)、脚本は トニー賞ミュージカル部門脚本賞受賞者でもあり俳優としても活躍するハーヴェイ・ファイアスタイン、そして世界のポップ・アイコン、シンディ・ローパーが 初めてミュージカルナンバーを全曲書き下ろした話題作が、東急シアターオーブにいよいよ初登場いたします。
2013 年にブロードウェイでミュージカル化。その年のトニー賞で最多13 部門のノミネートを果たし、最優秀作品賞他6部門を受賞。さらに、グラミー賞最優秀ミュージカル・アルバム賞も受賞し、現在もブロードウェイでロングラン中の人気作です。またウエストエンド、カナダ、韓国、オーストラリア (2016年10 月より)などで次々と開幕し、各地で大成功を収めています。
親子の絆を描くハートフルなストーリー、ダイナミックなパフォーマンス、シンディ・ローパーによるバラエティに富んだ楽曲など、ミュージカルの醍醐味満載の“超一級”のエンターテイメント。
ぜひご期待ください!
stage photos ©Kinky Boots National Touring Company. Photo: Matthew Murphy.
ストーリーSTORY
イギリスの田舎町ノーサンプトンの老舗靴工場「プライス&サン」の4代目として生まれたチャーリー・プライス。父親の意向に反してフィアンセと共にロンドンで生活する道を選んだ矢先、父親が急死、工場を継ぐことになってしまう。
工場を継いだチャーリーは、父の工場が実は経営難に陥って倒産寸前であることを知り、幼いころから知っている従業員たちを解雇しなければならず思い悩む…。
工場の若手従業員のローレンに、「倒産を待つだけでなく、新しくニッチな市場を開発するべきだ」とハッパをかけられたチャーリーは、ロンドンで偶然出会ったドラァグクイーンのローラとの会話にヒントを得て、危険でセクシーなドラァグクイーンのためのブーツ、“キンキーブーツ”を作る決心をする。
チャーリーはローラを靴工場の専属デザイナーに迎え、二人は試作を重ねる。
型破りなローラと保守的な田舎の靴工場の従業員たちとの軋轢の中、チャーリーはファッションの街・ミラノで行われる靴の見本市に新作“キンキーブーツ”を出し、工場の命運を賭けることにするが…チャーリーとローラ、そして工場の従業員たちの運命やいかに!?
クリエイティブCREATIVE
左から ジェリー・ミッチェル(演出・振付)、ハーヴェイ・ファイアスタイン(脚本)、シンディ・ローパー(音楽・作詞)©Gavin Bond
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DIRECTOR / CHOREOGRAPHER
演出・振付
JERRY MITCHELL
ジェリー・ミッチェル
©Christopher DeVargas
トニー賞ベストミュージカル賞を受賞した『キンキーブーツ』で振付賞を受賞、演出賞にノミネートも果たした。33年の間、50以上のブロードウェイ、オフ・ブロードウェイ、ウエスト・エンド、ツアー作品に関わる。
ブロードウェイ・デビュー作は振付を担当した『きみはいい人、チャーリー・ブラウン』。他、振付家として『フル・モンティ』(トニー賞ノミネート)、『ロッキー・ホラー・ショー』、『ヘアスプレー』(トニー賞ノミネート)、『ジプシー』、『ネヴァ・ゴナ・ダンス』(トニー賞ノミネート)、『ペテン師と詐欺師』(トニー賞ノミネート)、『ラ・カージュ・オ・フォール』(トニー賞受賞)、『イマジナリー・フレンズ』、演出も手掛けた『リーガリー・ブロンド』(トニー賞ノミネート)、『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』などがある。
ウエスト・エンドでは『ラブ・ネヴァー・ダイ』、演出も手掛けた『ペテン師と詐欺師』に参加。
最近ではドラマ・リーグ基金賞の演出賞、またジョージ・アボット・ライフタイム・アチーヴメント賞を受賞。23年前より、チャリティ活動「Broadway Cares/Equity Fights AID」のために、年に1度上演するコメディ・バーレスク・ショー『ブロードウェイ・ベアーズ』を製作。『ブロードウェイ・ベアーズ』の本やウェブサイト、ニューヨークのファイア・アイランド・パインズでの公演、5年続いているラスベガスの『ピープショー』、ロンドンの『ウエスト・エンド・ベアーズ』など、エグゼクティブ・プロデューサーとして慈善活動に力を注いでいる。
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COMPOSER AND LYRICIST
音楽・作詞
CYNDI LAUPER
シンディ・ローパー
©Gavin Bond
30年の輝かしいキャリアと5億枚以上もの世界的なアルバムセールスを記録したのち、『キンキーブーツ』によりグラミー賞、エミー賞そしてトニー賞を受賞。
最初のアルバム『シーズ・ソー・アンユージュアル』でグラミー賞ベスト新人賞を受賞し、デビューアルバムからシングルカットした4曲がトップ5入りを記録した最初の女性アーティストとなる。それ以降、スタジオアルバムを10枚リリース。2010年にグラミー賞ノミネートをはたした『メンフィス・ブルース』をリリースし、ビルボードのブルース部門で14週連続チャートイン。その年最も売れたブルースアルバムとなった。
これまでにグラミー賞15回、アメリカンミュージック賞2回、アメリカンビデオ賞7回、MTV賞18回のノミネート歴を誇る。またニューヨークタイムズ紙より音楽と人生を通した自叙伝『シンディ・ローパー:メモワール』を出版しベストセラーとなった。
女優としては、2006年にアラン・カミングと共演した『三文オペラ』でブロードウェイ・デビュー。また、『マッド・アバウト・ユー』(エミー賞受賞)、『ボーンズ』など数々のテレビ番組に出演。映画にはクリストファー・ウォーケンと共演した『デッド・レイン』、『ミセス・パーカー ジャズエイジの華』、『ライフ with マイキー』、『マイアミ・ムーン』、『バイブス・秘宝の謎』などに出演。
また「トゥルー・カラーズ基金」を通じて慈善活動を続けている。
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BOOK WRITER
脚本
HARVEY FIERSTEIN
ハーヴェイ・ファイアスタイン
©Bruce Glikas
近年のブロードウェイ作品として『ニュージーズ』(トニー賞ノミネート)、『カーサ・ヴァレンティーナ』(トニー賞ノミネート)の脚本を手掛ける。また『トーチソング・トリロジー』(トニー賞、ドラマデスク賞、オビー賞受賞)、『ラ・カージュ・オ・フォール』(トニー賞、ドラマデスク賞受賞)、『ケイターレッド・アフェア』(ドラマデスク賞12部門ノミネート)、『セーフ・セックス』(エース賞受賞)、『レッグス・ダイアモンド』、『スプークハウス』、『フラットブッシュ』、『トスカ』、『コモン・グランド』ほか、数々の脚本を手掛ける。
ニューヨークタイムズ紙、テレビガイド紙で政治コラムを掲載しており、ハフィントンポストやPBS「イン・ザ・ライフ」のコーナーでも発言している。
子ども向けの本『よわむし子ガモ』(ヒューマニタス賞受賞)は現在第5刷を迎える。
俳優としては、映画:『ミセス・ダウト』、『インデペンデンス・デイ』、『ブロードウェイと銃弾』、舞台・ミュージカル:『ヘアスプレー』(トニー賞受賞)、『屋根の上のヴァイオリン弾き』、『トーチソング・トリロジー』(トニー賞受賞)に出演。またテレビでは『スマッシュ』、『ママと恋に落ちるまで』、『グッド・ワイフ』、『チアーズ』(エミー賞ノミネート)、『シンプソンズ』、『ファミリー・ガイ』、『ナース・ジャッキー』に出演している。