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2017.06.14 UP

映画評論家 有村昆 「ウエスト・サイド・ストーリー」インタビュー

「ウエスト・サイド・ストーリー」は"KING OF POP"マイケル・ジャクソン!
彼にも絶大なる影響を与えたと言われています。
特に、大ヒット曲『Beat It』のミュージックビデオが「ウエスト・サイド・ストーリー」にそっくりなんです。
マイケルの『We are the World』や『Heal the World』では、「何で僕らは争ってしまうのだろうか」「戦争反対」と言う、明確なメッセージが楽曲の中にあります。
「Beat It」のミュージックビデオでマイケルがケンカを止めに入るシーンは、「もうギャング同士の抗争とかは止めようよ」と言う"PEACE(平和)"へのメッセージが、込められていて、『ウエスト・サイド・ストーリー』と『マイケル』のメッセージが合致したのではないかなと思いました。
トランプ政権になり再び表面化した移民への偏見と対立・・・
メキシコに壁を造るとか、イスラム教徒を入れないとか、「なんで分かり合えないのだろうか」というテーマ性が、今また、60年経って見直されています。
「ウエスト・サイド・ストーリー」は、今の僕らが観るべきストーリーなのかなと改めて思います。だからずっと愛され続けている作品なんですね。

©nilz boehme