ミュージカル史に燦然と輝く不朽の名作が“新プリンセス”を迎えて生まれ変わる!!
ロンドンの下町の花売り娘が言語学者のレッスンで、見違えるように麗しい貴婦人に変貌する―。
『マイ・フェア・レディ』は、1956年3月初演を迎えました。原作は、ジョージ・バーナード・ショウの戯曲『ピグマリオン』。戦後のブロードウェイを代表する大傑作と称賛された舞台は、レックス・ハリスンとジュリー・アンドリュースが主演し、トニー賞ミュージカル部門で最優秀作品賞、演出賞、主演男優賞を含む6部門を受賞し、2717回の6年半ものロングランを続けました。
この成功を受けて、1964年、舞台版と同じく、ヒギンズ教授役にはレックス・ハリスン、そしてイライザ役にはあのオードリー・ヘップバーン主演で映画化。アカデミー賞の最優秀作品賞、監督賞などの8部門を受賞しました。
日本での初演は、この映画が公開される1年前の1963年。日本人が日本語で上演した初のブロードウェイ・ミュージカルとして、大きな感動と興奮で迎えられました。ロンドンの下町の花売り娘・イライザが、ヒギンズ教授の教育により社交界の華として生まれ変わるシンデレラストーリーと、珠玉の名曲の数々は時代を超えて愛され続け、日本のミュージカル史を語るに欠かせない最高傑作として今も燦然と輝いています。日本初演50 周年となった2013 年には、演出を一新。クラシカルな英国の香りと華やかさはそのままに、個性豊かな登場人物たちの、生き生きとした情感がより際立つ舞台となってリボーン(再誕生)しました。好評を博した新演出版が、新たなキャストを迎えて帰ってきます!